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軽鉄工事
軽鉄とは軽量鉄骨の略称です。
LGS(ライトゲージスチール)といわれる材料を使用し、壁や天井の下地を組む職人さんのする仕事の名称を『軽天屋さん』と呼びます。
LGS豆知識
LGSとは、軽量形鋼(Light Guage Steel)の略です。よく、高層ビルの工事現場などで見掛ける鋼材(H鋼)は、軽量に対して重量形鋼とも呼ばれ、熱間圧延して作られるものです。大きな断面積を得ることが出来、強度も大きいのですが、加工に手間がかかります。
そこで、それほど大きな強度の必要ない箇所への使用を目的に、0.6~6.0mmの薄い帯鋼を常温加工して作ったのが軽量形鋼(軽量鉄骨)です。
ハガキを折り曲げて立たせると、上に重いものを載せても潰れない原理と同じで、重量の割に圧縮力・曲げ力に強い材料を得ることが出来ます。
ビル・マンション・テナント工事に良く使われます。
主な仕事内容(@=材料ピッチ)
天井下地組
ボード単貼り仕様(3×6尺)など
@303
ボード2枚貼り仕様(捨貼り)
@364
化粧ボード仕様(1.5×3尺)
@227
間仕切壁下地組
基本仕様
@455
単貼り仕様
@303
仮間仕切り仕様(例外あり)
@455・@910
ヤクモノ下地組仕様
アール柱、ドーム天井、かまぼこ天井、船底天井、間接照明各種など、複雑な下地組も行ないます。
雑工事
ボード工事
ボードとは、PB(プラスターボード)といわれる材料を使用し、下地(ここでは木やLGSで組んだもの)に貼り付けていく仕事の名称です。
その職人さんのことを『ボード屋さん』と呼びます。(貼り付けるといってもここでは、ボンドを使用したりビスを使用したり釘を使用したりと、さまざまな意味が含まれています。)
主な仕事内容
天井ボード貼り
PB単貼り(1枚貼り)
PB2枚貼り
天井岩綿貼り(吸音材)
ほか(ケイカル、フレキ、スパンドetc...)
壁ボード貼り
PB単貼り
PB2枚貼り
ほか(ケイカル、RG、FG、スーパーハードetc...)
GL工法
壁、天井、梁etc...
点検口取り付け
300□
455□
600□
特殊工事
丸柱、複雑な加工工事まで致します。
雑工事
床工事
・置床工事・
置き床工法とは、マンションで、カーペットやフローリングを床スラブに直張りせずに、間に緩衝材を入れる仕上げ方です。
角材を均等に並べて床材を乗せる根太床工法、防振ゴム付きの支持ボルトを入れる置き床工法、断熱材を敷いた上にモルタルなどを打って床材を乗せる浮床工法などがあります。
根太床→置き床→浮床の順に遮音性、建築コスト共に高くなります。
置き床工法のメリットは、
● 床への衝撃を緩和して階下に音が伝わりにくくなる。
● 浮かせた床下に給排水配管や電気配線などを自由に配置することができる。
● 床下のスキマに断熱材を入れて室内の快適性を高めることができる。 などです。
・フローリング・
フローリングには大きく分けて2種類あります。
一枚の木材を加工して製造した無垢のフローリング(単層フローリング)
合板などの基材に銘木単板を張り合わせたフローリング(複合フローリング)
フローリングの用途は様々です。適材適所でのご使用をお勧めいたします。
一般(上履き)
重歩行用(土足用)
床暖房用
耐クラック(クラックレス、電気カーペット、温風ヒーター他)
防音(下階への生活音を和らげる)
低ホルムアルデヒドフローリングのJAS
クロス(壁紙)工事
・クロスの種類と特徴・
ビニールクロスは比較的安価で、耐久性や清掃性も高く、色やデザインが豊富なことも魅力です。
最近は、輸入品を中心に紙製のクロス(壁紙)にこだわる人もいます。
国産の商品バリエーションも増え、以前に比べて選びやすくなってきています。
それぞれの特徴は下記を参考にしてみてください。
■ビニールクロス
ビニールクロスは、色やデザインが豊富で掃除もしやすい(水拭きができる)のが大きな特徴です。
最近はさまざまな機能を持たせている商品も多く、使用する部屋にあわせて選ぶことができます。
ビニールクロスは、塩化ビニール樹脂などを主な素材とするビニールシートに紙などを裏打ちしたものです。
また、表面加工の方法によっても分類することができ、たとえば、表面に凸凹のあるエンボス加工や発泡させたもの、プリントを施したものなど多種多様です。
価格のバリエーションも豊富なので、予算に合わせて選ぶことができます。
■紙クロス
紙クロスは、欧米で多く用いられています。
パルプが原料の洋紙を原紙に、プリント加工やエンボス加工したものです。
紙は音を吸収し、空気を通す素材であり、また最近は、環境や健康への配慮がなされているとして、注目されている素材です。
国産のビニールクロスに比べ外国製の紙クロスは一般的に薄く、下地処理を充分に行わないと下地の不陸や目地が出てしまうこともあるので注意が必要です。
また、紙クロスの場合、表面の耐水性に違いがあり、水拭きができるものとできないものがあるので、前もって確認することを忘れずしてください。(メーカーによってはマークでランクを示している商品もあります。)
■織物クロス
織物クロスには、平織りや綾織、不織布などがあり、温かみのあるテクスチャーや高級感、重厚感が魅力だと思います。
照明光によって、ゆったりと寛げる雰囲気も演出できるので、ベッドルームなどの壁材として取り入れるお客様もいます。
ただしホコリを吸着しやすいので、お手入れははたきをかけるか、掃除機でホコリを吸い取り、基本的に水拭き等はしない方がいいでしょう。
■その他
薄くカットした天然木やコルクなどを紙と張り合わせたもの、メタリックなクロスや聚楽壁紙、珪藻土壁紙などの無機質系のクロスもあります。
個性的な空間づくりをしたい場合に検討してみてはどうでしょうか。
このようにクロスといっても素材は様々です。
特に最近はメーカー各社の開発により新しい素材も多くでてきているので、見ただけではその素材を判断するのは難しくなっています。
個々の商品の特徴やお手入れ方法などは個別に確認するようにしてください。
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